はじめに
最近はLinuC試験を会場に行かずに自宅で受ける人も増えています。
自宅で受験に失敗したという記事もいくつか見て、僕も初めての受験だったので不安もありましたが、
事前に接続テストを行い、当日はトラブルなく受験できました。
この記事では、受験申込の手順〜自宅受験当日の流れまでを、
実際の体験をもとに紹介します。
LinuC受験の申し込みに必要なもの
LinuCの試験を受けるには、
まず 「EDUCO-ID」 と「ピアソンVUE」というアカウントを作成する必要があります。
これは「LinuC公式サイト(linuc.org)」で管理されており、
試験申し込み・スコア管理などに使う共通IDです。
🔗 登録手順
LinuCを受験するには、「EDUCO-ID」 と 「ピアソンVUEアカウント」 の2つが必要です。
どちらか片方だけでは受験できないので注意しましょう。
EDUCO-ID
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LinuC公式サイト(linuc.org) にアクセス
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受験右上の受験申込押下後、「EDUCO-ID 新規取得」ボタンをクリック

- 後は流れに沿って氏名、生年月日等の情報を入力すればOK
💡 ポイント:
このIDはLinuCだけでなく、LPICなどLPI-Japan関連試験でも使える共通アカウントです。
ピアソンVUE
EDUCO-IDを作っただけでは受験申込は完了しません。
試験実施を担当しているピアソンVUEにもアカウント登録が必要です。
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EDUCO-IDでマイページにログイン「試験申込」をクリックすると、ピアソンVUEサイトに遷移

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ピアソンVUEのアカウントを新規作成
(氏名・メールアドレス・パスワードなどを登録) -
登録完了後、ピアソンVUE側のマイページから
受験方式:OnVUEオンライン受験を選択
※この際にシステムテストができるので、問題がないことが確認できた上で申し込むことをオススメします!

⚠️ 注意点:ログイン方式に注意!
ピアソンVUEのトップページには「ログイン」ボタンがありますが、
試験プログラムごとにログイン先が異なります。
たとえば、OracleやAWSなど他のベンダー試験と、LinuC(LPI-Japan)は別扱いです。
僕の場合、以前にOracle資格を受けた際のピアソンVUEアカウントを持っていたので、
それでログインしようとしましたが、LinuC試験用ではログインできませんでした。
👉 そのため、LinuC用として新しくアカウントを作成する必要があります。
ピアソンVUEでは、試験プログラムごとに個別のログインポータルが用意されているため、
「同じピアソンVUEのアカウントならどの資格にも使える」というわけではありません。
前日までの準備(接続テストを必ずやる)
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申し込み前に実施しているかと思いますが、ピアソンVUE公式サイトから「システムテスト」を実施
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カメラ・マイク・ネットワークの確認
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忘れずに 受験メール(受験用URL) の確認もしておく
→ セキュリティソフトやVPN、会社PCなどで制限されているケースが多い
→ 可能なら自分の私用PCで受験するのが安全
🕐 当日の流れ
- 試験開始の 30分前からアクセス可能
- 画面の指示に従って 身分証の確認 を行う
- スマホで、受験部屋の前・後ろ・右・左の4方向を撮影(机まわりなども含む)
- 撮影後、監督がチャットで指示 を出す(基本的に日本語でのチャット対応)
例:
- PCカメラを使って部屋の周囲を見せてください
- スマホを他の部屋に置き、置いた場所までPCカメラで映してください
(PCを持って移動しながら指示に従う必要があります) - 問題がなければ試験開始
自宅受験で気をつけたいポイント(実体験ベース)
- 机の上はできるだけ何も置かない
紙やメモは使用禁止ですが、
試験システム内に専用のメモ機能(テキスト入力スペース)があり、
そこに簡単なメモやコマンドを書き込むことは認められています。 -
常駐アプリは事前にチェックで自動検出される
ZoomやTeamsなどの常駐アプリが起動していると、
接続テスト時点で警告が出て試験に進めなくなるため、
注意点というより「自動で弾かれる項目」です。 -
試験前にお手洗いは必ず済ませておく
試験の30分前から本番用の接続テストや入室が可能です。
僕の場合、接続テストを終えた直後に
「このまま試験を開始していいですか?」と監督官から促されました。
一応お手洗いに行くことを伝えて問題なかったのですが、若干バタつきます。
そのため、接続テスト後にお手洗いへ行く余裕はほぼありません。
接続テスト前に行っておくのがおすすめです。 -
試験官とのやり取りはチャットで行える
監督官は英語ですが、チャットは自動翻訳されるため、
日本語でメッセージを送っても通じます。
ただし、離席は基本NGなので、開始前の準備を徹底しておくと安心です。
まとめ
前日までに接続テストを済ませておけば、当日も特に困ることはありません。
スマホを使った部屋の確認や監視も、想像していたよりずっと簡単でした。
不安な人は、まずシステムチェックを試しておくと安心です。
実際に受けてみて、自宅受験は思っていた以上に快適で、落ち着いて受けられる方法だと感じました。


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