はじめに
インターネットの通信には「IPアドレス」という仕組みが使われています。
そしてIPアドレスには大きく分けて次の2種類があります。
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IPv4
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IPv6
LinuC102の試験でも、このIPv4とIPv6の違いはよく出題されるポイントです。
特に試験では、
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IPv4のアドレス数
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IPv6のアドレス数
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表記方法の違い
-
IPv6が登場した理由
といった内容が問われることが多いです。
この記事では、IPv4とIPv6の違いを初心者でも理解できるようにシンプルに解説していきます。
IPv4とは
IPv4(Internet Protocol version 4)は、現在でも広く使われているIPアドレスの規格です。
例えば次のような形式のものです。
これは4つの数字を「.(ドット)」で区切って表現します。
IPv4の特徴は次の通りです。
IPv4の特徴
・32bitのアドレス
・約43億個のアドレスが存在
・ドット区切りの10進数表記
・現在のインターネットの主流
IPv4ではアドレス数は
約43億
しかありません。
インターネットが普及したことで、スマートフォン・PC・IoT機器など大量の機器が接続されるようになり、IPアドレス不足が問題になりました。
この問題を解決するために登場したのがIPv6です。
IPv6とは
IPv6(Internet Protocol version 6)は、IPv4のアドレス不足を解決するために作られた新しい規格です。
IPv6のアドレスは次のような形になります。
IPv4とは違い、コロン(:)で区切った16進数表記になっています。
IPv6の特徴
IPv6には次のような特徴があります。
1 アドレス数が非常に多い
IPv6は
128bit
のアドレスです。
つまりアドレス数は
で、これは約
340澗(かん)
と言われています。
実質的に「無限に近い数」と言われるほど多く、
IPアドレス不足の問題を解決できます。
2 NATが不要になる
IPv4ではIPアドレスが不足しているため、
NAT(Network Address Translation)
という技術を使っています。
これは
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1つのグローバルIP
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複数のプライベートIP
を変換する仕組みです。
一方IPv6ではアドレスが大量にあるため、すべての機器にグローバルIPを割り当てることが可能になります。
3 セキュリティ機能の強化
IPv6では
IPsec
というセキュリティ機能が標準でサポートされています。
これにより
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通信の暗号化
-
認証
などを行うことができます。
IPv4とIPv6の違いまとめ
主な違いを表でまとめると次の通りです。
| 項目 | IPv4 | IPv6 |
|---|---|---|
| アドレス長 | 32bit | 128bit |
| アドレス数 | 約43億 | 約340澗 |
| 表記方法 | 10進数+ドット | 16進数+コロン |
| 例 | 192.168.1.1 | 2001:db8::1 |
| NAT | 必要 | 基本不要 |
試験では特に次の内容がよく出題されます。
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IPv4は 32bit
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IPv6は 128bit
-
IPv4は ドット表記
-
IPv6は コロン表記
この4つは覚えておくと安心です。
LinuC試験でよくある問題
LinuC102では、IPv4とIPv6に関する次のような問題が出題されることがあります。
例題
IPv6のアドレス長として正しいものはどれか?
A. 32bit
B. 64bit
C. 128bit
D. 256bit
答え
C. 128bit
もう1つよくある問題です。
IPv6のアドレス表記として正しい区切り文字はどれか?
A. .
B. :
C. /
D. –
答え
B. :
このように、IPv4とIPv6の基本仕様を理解しているかを問う問題がよく出題されます。
注意点
IPv6は新しい規格ですが、現在のインターネットでは
IPv4とIPv6が混在して使われています。
そのため実際のネットワークでは
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デュアルスタック
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トンネリング
などの技術で両方の通信を扱うことがあります。
LinuC102ではここまで深く問われることは少ないですが、IPv4からIPv6への移行が進んでいるという流れは理解しておくとよいでしょう。
まとめ
IPv4とIPv6の主な違いをまとめます。
・IPv4は32bitアドレス
・IPv6は128bitアドレス
・IPv4は約43億アドレス
・IPv6は約340澗アドレス
・IPv4はドット表記
・IPv6はコロン表記
インターネットの機器が増え続ける現在では、IPv6は今後さらに重要になる技術です。
LinuC102の試験でも頻出テーマなので、
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アドレス長
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表記方法
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アドレス数
このあたりはしっかり覚えておきましょう。


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